検証用にtinycore linuxのイメージを準備する

GNS3やEVE-NG上での検証に軽量Linuxが欲しかったので, Tiny Core Linuxを使うことにした。

デフォルトではsshdやhttpd, keyboard mapなどまいどまいど設定し直す必要があるので, セットアップ済みのイメージを作成する。

その手順のメモ。

1. イメージ入手

オフィシャルからisoをDL。

2. OpenStackにイメージ登録して起動

手順は以下。カスタマイズするためにややこしい手順になってしまう。(もっと簡単な手順があるのかもしれないけれど・・・(^_^; )

2.1. iso のイメージにブータブルのボリュームをアタッチして起動
2.2. アタッチしたボリュームにtinycoreをインストール
2.3. ボリュームをデタッチ
2.4. ボリュームをイメージとして登録
2.5. そのイメージで再度起動

3. ターミナルを立ち上げてカスタマイズ

3.1. sshd インストール

tc@box:~$ tce-load -wi openssh
tc@box:~$ sudo /usr/local/etc/init.d/openssh start

3.2. Pass設定

tc@box:~$ sudo su
root@box:/home/tc# passwd tc

3.3. httpd インストール

tc@box:~$ tce-load -wi apache2
tc@box:~$ sudo /usr/local/apache2/bin/apachectl start

3.4. キーボードレイアウトを日本語キーボードへ変更

tc@box:~$ tce-load -wi kmaps.tcz
tc@box:~$ loadkmap < /usr/share/kmap/qwerty/jp106.kmap

3.5. 設定保存対応
メモリ上で起動しているOSのため, 再起動すると初期状態に戻る仕様。
以下を編集してバックアップするようにする。

tc@box:~$ cat /opt/.filetool.lst
opt
home
usr/local/etc/ssh #追加
etc/shadow #追加
usr/local/apache2/htdocs #追加
usr/local/apache2/conf/httpd.conf #追加

反映。

tc@box:~$ filetool.sh -b

3.6. 起動時対応
OS起動時にsshdを起動し, キーボードレイアウトもJPにするように起動スクリプトに登録。

tc@box:~$ cat /opt/bootlocal.sh
#!/bin/sh
# put other system startup commands here
/usr/local/etc/init.d/openssh start
loadkmap < /usr/share/kmap/qwerty/jp106.kmap

4. qcow2取り出し

4.1. 当該インスタンスのイメージをスナップショット
4.2. 当該スナップショットをファイル落とす
4.3. EVE-NGへ登録

試しにEVE-NGへ登録してみたら, 無事に起動した。