先日FSの無線LANコントローラとAPが届いたのでセットアップを行った。かなりCiscoと勝手が違うため結構困惑したので最低限のメモを残す。(設定の手がかりが公式のドキュメント(英語PDF)のみで,環境構築までの一連の流れが正直わかりにくかった。)
※ 2023/3/11 コントローラ設定でdhcp-detectを無効化しないとコントローラーIPが再起動時に消えてしまう問題があったため追記。
調達したのは以下の通り。
構成は端折ってこんな感じ。VLAN30(192.168.30.0/24)を管理セグメントとしているので,コントローラ(以下AC)もAPもVLAN30のIPアドレスを割り当てる。AC~AP間のメッセージはAPの管理IPはデフォルトVLANを使うため,APが接続するポートはVLAN30をデフォルトVLANに設定する。
AC(コントローラ)設定
コンソールポートに接続し(初期admin/admin),ホスト名,管理IPアドレス,CAPWAP用IPアドレス,AP接続用ポート設定を行う。CiscoライクなCLIなのでコマンドで困ることはほぼなかった。
conf t
!
hostname home-wlc
!
! ※ ↓これをいれないとctrl-ipが再起動時に有効にならない
dhcp-detect disable
!
!
ac-controller
capwap ctrl-ip 192.168.30.15
country JP
!
! ※ 2023/3/11 追記この定義を入れないと設定上 capwap ctrl-ip の設定が入っていても消えてしまう
dhcp-detect disable
!
username XXXX privilege 15 password XXXX
!
clock timezone UTC +9 0
!
interface GigabitEthernet 0/0
description UPLINK
switchport mode trunk
!
interface GigabitEthernet 0/1
description to AP1
switchport mode trunk
switchport trunk native vlan 30
poe enable
!
interface VLAN 30
ip address 192.168.30.15 255.255.255.0
!
! 設定保存
end
wr
その他DHCPなどの設定はうちでは不要なので消した。(この辺は適宜対応)
AP設定
こちらも同様にコンソールで接続して設定。最低限設定が必要なのはACのIPアドレスと自身のIPアドレスのみ。
conf t
!
acip ipv4 192.168.30.15
apip ipv4 192.168.30.17 255.255.255.0 192.168.30.1
!
interface BVI 1
ip address 192.168.30.17 255.255.255.0
!
! 設定保存
end
wr
接続
これで接続すればACにAPが登録される。WebUIから確認ができ,以降はこちらで操作する。
ひとまず初期設定はこれで完了。無線設定はどうにかなるから省略。