expectコマンドでteraterm macroのようなことをする

Win10にWSLのUbuntu 18.0.4入れ, bashからシリアルコンソールに接続することができた。
Linux OSでシリアルコンソール接続
次は一連のコマンド処理をスクリプトで自動化させる。

「expect」 コマンドでスクリプトを書いていく。
前提条件は
ー Cisco機器はユーザ名/パスワード等基本設定は完了済み
ー シリアルポートは /dev/ttyS2 を利用
ー 接続コマンドは cu コマンドを利用

#!/bin/sh

expect -c "
set timeout 10 # タイムアウト設定:10秒
spawn cu -l /dev/ttyS2 # 実行コマンド記述
sleep 2 # 2秒待ちを入れる。これを入れないとうまくコンソールが開始しない
send "n" # EnterキーでCiscoのターミナルを表示させる
expect "Username:" # ユーザ名入力メッセージ待ち
send "usernamen" # ユーザ名を入力
expect "Password:" # パスワード入力メッセージ待ち
send "passwordn" # パスワードを入力
expect ">" # プロンプト待ち
send "enn" # enableコマンド入力
expect "Password:" # パスワード入力メッセージ待ち
send "enablen" # enableパスワード入力
expect "#" # 特権モードプロンプト待ち
send "term leng 0 n" # 処理1 (今回は terminal length 0)
expect "#" # 特権モードプロンプト待ち
send "show run n" # 処理2 (今回は show run)
expect "#" # 特権モードプロンプト待ち
send "exit n" # 処理終了
expect "Press RETURN to get started." # ログアウトメッセージ待ち
exit 0 # スクリプト終了
"

このスクリプトでshow running-configを出力することができる。
# screenコマンドでやる場合はroot権限が必要なのでスクリプトを実行するときはsudo でやる。
teraterm macro でやることとほぼ同じことをスクリプトでやっているだけだけれど, これができると次にやっとAnsibleを絡めたコンソール経由での処理自動化に進める。